「Treatable traits」とは?

「Treatable traits」とは、最適な治療を提供するために配慮すべき患者の形質・特徴と説明することができます。「Traits(形質・特徴)」には、臨床的な症状の特徴だけではなく、その背景にある原因や生理学的特性、分子生物学的な病態機序など、さまざまな要素が考えられ、患者によりその要素の有無や組み合わせは異なっています。

呼吸器領域の疾患に限らず、こうした患者の形質や特徴を正確に捉えることは、治療法や介入のタイミングを最適化し、個々の患者へ質の高い医療を提供するために重要となります。

ここでは呼吸器領域の疾患、特に臨床上多くの共通項を有する、COPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease:慢性閉塞性肺疾患)、喘息、ACO(Asthma and COPD Overlap:喘息とCOPDのオーバーラップ)の診療において、「Treatable traits」の概念が大きな価値を持つことについて、動画とテキストでご紹介します。

「Treatable traits」とは?

「Treatable traits」が重要である理由

COPD、喘息、ACO:「閉塞性肺疾患」という捉え方

閉塞性肺疾患における「Traits(形質・特徴)」
― フェノタイプ(Phenotype)、
エンドタイプ(Endotype)という概念―

「Treatable traits」として検討されている「Traits(形質・特徴)」

NP-JP-FVU-WCNT-1900082024年9月